実はWindowsでも最近はLinux環境が使えるようになりました。 WSLという仕組みで(Windows Subsystem For Linux)という仕組みです。
しかしながら私が確認したところパッケージマネージャーを使ってもインストールできないソフトウェアがあるなど色々と問題があるので仮想環境にLinuxをインストールすることをおススメいたします。
Linux仮想環境とはWindows上に仮想環境を実現できるソフトウェアを使用し Linux用の領域を作りディスクイメージをインストールする方法です。
ディスクイメージは各Linuxディストリビューションを提供している提供元のサイトから ダウンロードすることが可能です。もっとも広く流通していて対応しているソフトウェアが最も多いUbuntuがおすすめです。
仮想環境はOracle社が無償で提供しているVirtualBox を使用します。
VirtualBoxをインストールしUbuntu用の仮想環境を作成しディスクイメージを仮想環境で読み込ませるとUbuntuのインストーラーが開きます。 GUIの指示に従い、お住まいの地域や言語を指定することでUbuntuが使える状態になります。
以下が主なコマンドです。 コマンドについて研修では実際に使ってもらい覚えてもらう予定です。
№ | コマンド名 | 説明 |
---|---|---|
1 | ls | ファイルやフォルダを一覧する |
2 | pwd | 現在のディレクトリを表示する |
3 | cd | Windowsと同じディレクトリに移動する。 |
4 | echo | 出力したい内容を表示する |
5 | cp | ファイルやディレクトリをコピーする |
6 | rm | ファイルやディレクトリを削除する。「-R」オプションでディレクトリとその中のファイルを削除できる |
7 | mkdir | ディレクトリを作成する |
8 | rmdir | ディレクトリを削除する |
9 | which | コマンドの実行元のパスを表示する |
10 | df | ファイルの容量を一覧化する |
以下に特に覚えてもらいたいコマンドのオプションなどを紹介します
1. lsコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
ls -a | 隠しファイルも含めディレクトリ配下を一覧する |
ls -d | ディレクトリを一覧する |
ls -l | ファイル権限も含めた長い形式のいちらんを表示する |
ls -la | ファイル権限も含めた長い形式のファイル一覧を表示し隠しファイルも一覧化する |
ls -ls | 長い形式のファイル一覧を表示しファイルサイズも一覧化する |
ls -lh | 長い形式のファイル一覧を表示し読み込み可能なファイルサイズも表示する |
ls -r | 逆順で一覧化する |
ls -S | ファイルサイズ順で一覧化する |
ls -R | ディレクトリの中を再帰的に一覧化する |
ls -t | ファイル更新日付順で一覧化する |
ls -X | ファイル拡張子順でソートし一覧化する |
現在のディレクトリを調べるコマンドは次のうちどれでしょうか?