Linux研修ブログ

3.Linuxのインストール方法と基本操作

ねぎ -2020-01-20

IT

■Linuxインストール方法

実はWindowsでも最近はLinux環境が使えるようになりました。 WSLという仕組みで(Windows Subsystem For Linux)という仕組みです。

しかしながら私が確認したところパッケージマネージャーを使ってもインストールできないソフトウェアがあるなど色々と問題があるので仮想環境にLinuxをインストールすることをおススメいたします。

■Linux仮想環境とは

Linux仮想環境とはWindows上に仮想環境を実現できるソフトウェアを使用し Linux用の領域を作りディスクイメージをインストールする方法です。

ディスクイメージは各Linuxディストリビューションを提供している提供元のサイトから ダウンロードすることが可能です。もっとも広く流通していて対応しているソフトウェアが最も多いUbuntuがおすすめです。

仮想環境はOracle社が無償で提供しているVirtualBox を使用します。

■Linuxインストールはそこまで難しくない

VirtualBoxをインストールしUbuntu用の仮想環境を作成しディスクイメージを仮想環境で読み込ませるとUbuntuのインストーラーが開きます。 GUIの指示に従い、お住まいの地域や言語を指定することでUbuntuが使える状態になります。

■Linuxの基本操作

以下が主なコマンドです。 コマンドについて研修では実際に使ってもらい覚えてもらう予定です。

コマンド名 説明
1 ls ファイルやフォルダを一覧する
2 pwd 現在のディレクトリを表示する
3 cd Windowsと同じディレクトリに移動する。
4 echo 出力したい内容を表示する
5 cp ファイルやディレクトリをコピーする
6 rm ファイルやディレクトリを削除する。「-R」オプションでディレクトリとその中のファイルを削除できる
7 mkdir ディレクトリを作成する
8 rmdir ディレクトリを削除する
9 which コマンドの実行元のパスを表示する
10 df ファイルの容量を一覧化する

以下に特に覚えてもらいたいコマンドのオプションなどを紹介します

1. lsコマンドのオプション

オプション 説明
ls -a 隠しファイルも含めディレクトリ配下を一覧する
ls -d ディレクトリを一覧する
ls -l ファイル権限も含めた長い形式のいちらんを表示する
ls -la ファイル権限も含めた長い形式のファイル一覧を表示し隠しファイルも一覧化する
ls -ls 長い形式のファイル一覧を表示しファイルサイズも一覧化する
ls -lh 長い形式のファイル一覧を表示し読み込み可能なファイルサイズも表示する
ls -r 逆順で一覧化する
ls -S ファイルサイズ順で一覧化する
ls -R ディレクトリの中を再帰的に一覧化する
ls -t ファイル更新日付順で一覧化する
ls -X ファイル拡張子順でソートし一覧化する

■確認クイズ

現在のディレクトリを調べるコマンドは次のうちどれでしょうか?

  • 1.ps
  • 2.passwd
  • 3.printf
  • 4.pwd